うつ病の治し方を知ろう~早期治療で回復スピーディー~

女医

心も早めの手当てが大事

男性

自己診断シートの活用を

うつ病になる人には元来真面目な性格の人が多くみられます。そのため、うつ病の初期には自分がうつだと気がつかず、「ストレスがたまっているせいでちょっと調子が悪いだけだ」と考え、体調の治し方ばかりを一生懸命に模索するようになります。しかし、体の調子がすぐれないのもうつ病という病気のせいですから、体調をよくしようといくら頑張ってみてもはかばかしい成果は上げられません。それどころか、ストレスでダメージを受けた心のケアが後回しになってしまうために、うつの状態がますます重くなったりすることさえあります。最近ずっと元気が出ない、できれば何もやりたくない。と、そんな自分の気持ちに気づいたら、甘えやわがままと思わずにまず自分自身と対話をしてみることをおすすめします。今ここで無理をしてしまったら、うつ病はどんどん悪化してしまいかねないからです。何もやる気のでないときはインターネットさえ気が進まないかもしれませんが、とりあえずパソコンを開いてみましょう。ネット上には、医療機関や製薬会社、公的機関などによる精神疾患や精神保健に関するページがたくさん並んでいます。それらの中に、各種の精神疾患を簡単に自己チェックできる診断シートが設けられているところがあります。その一つを選んでためしに質問に答えてみれば、現在自分がうつ状態になっているかどうかを客観的な視点でチェックすることができるのです。うつ病の治し方を探すには、まずそこからスタートしてみましょう。

自分を大切な友人のように

うつ病にかかっているらしいことが判明したら、思いきって病院を訪ねてみましょう。精神科は少し行きにくいという場合は心療内科でもよいのです。医師はまずカウンセリングから始めてくれますので、自分の状況を説明して診断を受けます。うつ病だと診断された場合、医師は薬を処方してくれますが、うつ病の治し方としてはもらった薬を飲む以外にも、自分で対処する必要のあることがあります。それは、何とかして仕事や家事などで無理をしなくてよいように周囲の人にも協力してもらうことです。医師に診断書を書いてもらったり、もし相手が了承するようなら一緒に病院に来てもらって医師から説明を受けたりするのもよいでしょう。うつ病には、何より心と体を十分に休めることが最良の治し方なのです。しばらくの間十分に休養することができたら、なるべく好きなことに時間を使って過ごすように心がけます。根が真面目なことの多いうつ病患者は、この段階で再び自分を責めたり気後れがしたりしがちですが、うつ病が深刻化してからでは治し方もひとすじ縄ではいかなくなります。自分の健康を取り戻すことは何よりも大切ですから、自分自身のことをあたかも大事な友人であるかのように考えて、自分を大切に扱ってあげることがうつ病の治し方として最も効果的です。